■プログラム
サバイバートカンバース File.003
<ゲスト紹介>
田中泯/Min Tanaka
1945年東京生まれ。舞踊家 舞踊資源研究所/桃花村舞踊団/農事組合桃花村 代表
1965年 東京教育大学(現・筑波大学)在学中よりクラシック・バレエ、モダン・ダンスを学び、大学中退後、ダンサー活動を本格的に開始。土方巽と出会い、独自の舞踊を求める活動に没頭する。多国籍のダンサーによるワークショップを経た群舞から現代音楽とのコラボレーションなど、独舞・舞踏集団・コラボレーションワークを縦横無尽に行きかう創作スタイルで舞踏を拡張しつづけている。一方、1985年より山梨県白州町に拠点を移し、舞踏と並行して農業を営む「農事組合法人・桃花村」代表としての顔ももつ。地元白州にて舞踏と農業の融合を具現化した「白州・夏・フェスティバル(アートキャンプ白州)」(1988〜99)を開催。アーテイストだけでなく、観客も町内に宿泊し共同生活を送る状況は、一方向性に陥りがちなアーティスト・イン・レジデンスの枠を越えて、従来型のアートイベントにはない可能性をもたらした。シュヴァリエ勲章(フランス政府)など各受賞をはじめ、P.S.1美術館(1988、ニューヨーク)とプラハのアルハ劇場と毎年公演をする終生契約を結び、舞踏家としての世界的な評価を得る一方、映画「たそがれ清兵衛」(2004、山田洋次監督・日本アカデミー賞最優秀助演男優賞)に出演し、役者としての境地も切り開き進みつづけている。主な作品に<ゴヤ・シリーズ>「ひとさらい」、「家族からからか」、「ムンク
生命の踊り」(ノルウェー)などがある。
榎倉康二/Koji Enokura
1942年東京生まれ。美術家、東京藝術大学美術学部教授。1995年没。
サバイバートエキシビション File.003「Finding
memory」
・「目盛」(榎倉康二、1984年、planB)の再制作に挑みます
・1984年当時の記録映像上映予定
・榎倉氏と交流のあった方々へのインタビュー映像上映
・写真家・木村功氏による白州での榎倉康二作品の写真展示
・planB通信(毎月発行)1982年〜現在までのファイル展
<インタビュー協力者(敬称略)>
榎倉充代|Mitsuyo Enokura|
榎倉康二氏の夫人
木村功|Isao Kimura|
学生時代より、田中泯氏をはじめ、榎倉康二氏の作品等を撮り続けているフォトグラファー。今回、白州での榎倉康二氏の写真を展示。
熊谷伊左子|Isako Kumagai|
東京都現代美術館にて開催中の「榎倉康二展」担当キュレーター
黒川芳信|Yoshinobu Kurokawa|
planB設立当時からの企画運営委員で、'91白州にて「干渉」と映像とのコラボレーションを企画
木幡和枝|Kazue Kobata|
planB設立メンバーで現在も企画運営委員・代表
小山穂太郎|Hotaro Koyama|
榎倉氏が東京芸大教員時代、学生として白州での美術作品展に参加
高山登|Noboru Takayama|
榎倉康二氏とは学生時代より、多くの野外展・展覧会を共に行った同士
竹田賢一|Kenichi Takeda|
1984年榎倉康二氏、田中泯氏とともに行われた「目盛」の音楽を担当
真島大栄|Daiei Majima|
'88、'89に白州にて榎倉康二氏の「干渉」製作に携わる
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